夫婦の食卓+2

夫婦の夕食

【夫】
昼は某氏と定食屋に行ったのですが、大変なボリュームでした。私はチキン＋エビフライ＋クリームコロッケの定食、某氏はオムライス＋カレー＋ハンバーグでした。おそらく5日分くらい一気に食べたのではないでしょうか。
もう私はだめかもしれません。

【妻】
夫さんが「もつ」好きってわかって以来、もつ率上昇。
ちょっと多めに買っといて冷凍しといたのでいつでも食べれます。
今日はもつはたっぷりあったけど、キャベツが少なかった。もやしもあんまりなかったし。っていうかまちにもやしが無い。いつもスーパーに山盛りあるのに…
「もつ鍋」「酢の物」「ごはん」

【夫】

「すき焼き風煮込み」「新玉ねぎサラダ」
焼豆腐発見。それをどうやって食べたらおいしいかをさんざん迷って、決勝戦で「具だくさん入り豆腐」を破って「すき焼き風豆腐煮」に決定。それならというので具をどんどん追加したら、豪華な豆腐料理のつもりが逆に貧乏なすき焼きになってしまいました。なにこの残念な現象。

【妻】　
土日は停電ないそうで、停電ないってだけですごく気が楽。
電車も普通に走ってるし、ダイヤよく理解してないから、なんか本数減ってるらしいけど全然わかんないし。
職場着くまでは気楽だったけど、ついたとたん欠品の山。どんより…。

【夫】

「豚とにんにくの芽の炒め物」「パプリカのマリネ」「ごはん」「味噌汁」
おかずにはどちらも玉ねぎが入っています。玉ねぎはなんとなく無難にかさが増すので便利です。あとおいしい。

【妻】
休み明け。
欠品欠品また欠品。
どんより。

【夫】
我が家のニョクマムが新しいブランドのものに変わったので、さっそくナシゴレンをリクエストしてみました。やっぱりニョクマムのような香りの強い調味料は料理において重要です。今までのニョクマムは香りがいまいち弱かったので、今回の方がおいしく感じます。

【妻】
余震もまだまだ続いていてなんとなく落ち着かない。
ガスも電気もいちいち切ったり、っていうか、ガスとか火とかあんまり使いたくない。
ついささっとできる炒め物に。
「ナシゴレン」「厚揚げのチリソースかけ」「わかめスープ」「きのこのソテー」

【夫】
夫の夕食

「かあさん煮」「きゅうりのおかかマヨ和え」「春菊カリカリじゃこ」「ごはん」
かあさん煮って正式名称か知りませんが、チキンカツを和風出汁で煮たやつです。おいしい。というかタマゴ落そうとして忘れてました。和食の夕食だけど、全体的にしょっぱかったな。

【妻】
とうとうその日が来たか。大停電。正確には大停電になるかもしれないのでその前に食事出すって。
5時上がり予定の後輩、雰囲気的に帰りますっていえない感じで当然のように手伝ってくれる。
人海戦術でなんとか業務繰上げ終了。
帰り際の後輩の、今日誕生日なのに～の小さなつぶやき。こういうのが結構忘れられなくなるんだろうな。とか妙に感傷的になってみたりする。

【夫】

「厚揚げ丼」「大根サラダ」「味噌汁」
厚揚げは出汁・醤油・みりん・酒。定番だが、定番には定番たりうるだけの意味がある。つまりおいしい。

【妻】
警戒して早めに出勤。
今日は朝から停電の可能性ありとのことで、臨戦態勢。
欠品、納品不可、倉庫、工場被害、流通混乱の連絡。
こんなに電話の鳴り止まなかった日は無い。
節電しなきゃなのに。

【夫】
夫の夕食

妻がいないので簡単に。「餃子の残り鍋」「ほうれんそうのおひたし」

【妻】
電車が途中までしか行っていない。
とにかく行こう。最悪歩こう。最悪夜までに職場に着いたらそこで泊まって夜仕事すれば追いつくだろう。地図、宿泊できる用意、充電器一式持って出勤。
途中偶然同僚と会い、車で迎えに来てもらうというので、一緒に乗せて行ってもらうことにするがすごい渋滞で車が動かないらしい。。歩けるところまで歩き1時間、やっと車に会え、午前中に何とか職場着。
さすがに疲れた…

【夫】
余震が続き、停電、交通機関などは混乱が見られますが、なんとか平常に近い状態になっています。

【妻】
なんか、停電するかも、らしい。
なんか落ち着かないけど家でとりあえず待機って思っていたら職場から電話。明日以降停電についてとか、そのときの対応についてとか色々調べなければならないらしい。
自主的なお持ち帰り以外でも家で仕事をするハメになるとは…

【夫】
夫の夕食

「ナスの焼き浸し」「牛肉とにんじんとごぼうのきんぴら」「サラダ」「ごはん」「みそしる」
ガスを使うにもこわごわ使っています。いつも無駄遣いしている電気も相当節電しています。

【妻】
通常業務。なんとなく落ち着きません。

夫婦の夕食

【夫】
親族友人知人から徐々に無事情報が入ってきています。知人や知人の親族にはまだ不明の方もいらっしゃいます。ご無事を祈るばかりです。
私は子供のころ水害に合って、自宅が流されています。未だに鮮明に覚えているその光景と、テレビでみる被災地の様子が重なります。

【妻】
被災地ではないとはいえ続く余震、漠然とした不安。
でも朝は来るし、ご飯はださなきゃいけない。
夫さんのアドバイスにより携帯充電器と最悪の場合のお泊りセットをもって早番、出勤。
電車徐行になってましたが、なんとか時間までにつきました。
夜は「卵豆腐」「あさりの炊き込みご飯」「蕗と揚げの煮付」「春菊とシメジの和え物」「きんぴらごぼう」「ごはん」「白菜の漬物」