未熟モノ
夫婦の夕食
【妻】
負けず嫌いである。
テレビの中のうどんがおいしそうである。…負けるもんか。
小麦粉捏ねて、踏んで踏んで寝かせて寝かせて。
…むう。コシはあるが透明度にかける。まずくはないがどうも田舎くさい。
むずかしいむずかしいとグズグズ言っていたのですが、夫さんは自家製であることすら気づいていなかった様子。
「手打ちうどん」「かきあげ、竹輪天」「ほうれん草の浸し」「サラダ」「煮付け盛合わせ」
【夫】
妻が初めて自分でうったそばが、わりとぼろぼろぽそぽそしていたことが印象に残っているので、まさかこんなちゃんとしたうどんが自家製なのだとは思わなかった。
でも厳しく見ると、やっぱりつるつる感が市販のものより落ちる。のどごしが違う。妻のうどんはまだまだです。
コメントへのおへんじ
>うどん大成功じゃん
【妻】むぅ。「買ったかと思った」ってのはなかなかのほめ言葉でうれしいのですが、反面、すごくがんばったのに気づいてもらえなくてがっかりだったりするのです。われながらめんどくさいヤツだなぁ。私は。