夫婦の食卓+2

夫婦の夕食

【夫】
先日進めておいた『春琴抄』を、H君は気に入ったようだ。なにより。「今アニメ化してもウケる」という、私とまったく同じ感想を言いやがったので少し辟易した。

【妻】
リベンジ。
この前作ったとき、味はよかったんですが全然足りなくて。
グラム、カロリー的には十分なんですけどね。
で、明日減らせばいいやで思い切っていっぱいつくってみる。
それは「かじきの立田揚げ」楽でおいしいのがいいところです。
おなかいっぱい「かじきの立田揚げ」を食べた後は「わかめともやしの酢の物」「きのこのソテー」と低カロリー。
あとは「黒米入りごはん」と「味噌汁」

【夫】
夫の夕食

レパートリーもあまりないので、自分で夕食を作らなければならない日は、朝の段階で妻に夕食の献立を相談することもある。妻はたいてい適切な提案をする。今日は妻がフォーガーと言ったのでその通りにした。
「フォーガー」「ツナサラダ」「焼きナス」
固形フォースープのもとみたいなやつがあったので簡単にできた。便利な世の中。賢者の石とはこのことやもしれぬ。

【妻】
なんか知らんが我が家にはフォーが何袋もある。
おそらく妻が「何袋いくら」的な特売に踊らされて買ったのだろう。
んで、悪くなるもんじゃないし、的なことを言って正当化したのだろう。
妻的にはやっちまった感は否めない。できることならさっさと目の前から消してしまいたい。結構場所とるし。
…巧みな誘導大成功。スープのもとも買っといてよかった。

【夫】
夫の夕食

先日ゼミの昼食会でHさんに「夫さんは一つの献立に凝るタイプ」と言われたのを思い出して、二日前と似たようなものをあえて作ってみました。「豚コマトリチャーナ」「コールスローサラダ」「みず菜サラダ」「もやしスープ」。豚コマ使ってる時点でアマトリチャーナ度はかなり低いんですけど、まあ雰囲気ということで。

【妻】
仕事を終え、さあ帰ろうと外に出かけたところ雨の音。なかなかの大降り。
ふぅ、セーフだといったん地下の自分の部署、自分の机に戻り傘をもって再度外に出ようと…
やんでる…
せめてもうちょっと根性出して降ってて欲しい。逆に。

夫婦の夕食

【夫】
先日行ったチェーンのうどん屋にまた行った。こんどは地元の店。こんどは冷しうどん。うまい。冷やしで食べると、独特のもちもち感がよくわかる。小麦粉いがいにも混ぜてるのかな？
今年の夏はうどんに凝りそうです。

【妻】
こういう失敗の仕方もあるのだな。
きちんときれいに、山高に盛り付けて、トッピングにも注意して、ピントもそれなりに気をつけて何枚もパシャパシャとって。
結果、結局なに丼かわからんなこれは…
「しらす丼」です。
あとは「サワラの照り焼き」「ひじきの煮付」「もやしときゅうりのゴマ酢和え」「すまし汁」

【夫】
夫の夕食

「煮込みナポリタン」「切昆布サラダ」「たまねぎスープ」
煮込みナポリタンって今考えた料理名ですけど、なんかほかにちゃんと名前ついてる気もします。いつもの、あえて安っぽく作ったナポリタンでなく、ワインとかフレッシュトマトとか入れて野菜を煮込んで作ってみました。これはこれでうまい。
でも肉はいれずにあえての安いウィンナー。

【妻】
お片づけ強化月間ですので。
一日一個は「思い切って捨てる」をしようと思っています。
今日の思い切って捨てるは紅茶の缶です。
けっこう思い切って捨てたつもりですが、全然片付いた感がないのは、あんまり好きじゃないからまあいっかと思って捨てたプーアール茶の呪いでしょうか。

夫婦の夕食

【夫】
お出かけ先でなんか昼食を食べようと思ったら微妙に予定が変わって、食べるチャンスを失う。15：00ころ帰宅してからごはん。しかも結構しっかり食べてしまった。
その結果、夕飯をほとんど食べられなかった。残したの久しぶり。

【妻】
以前ご飯があまった時に、余ったご飯を半殺しにして伸ばしてレンチンして乾燥させておきました。
揚げて野菜あんをかければ「中華おこげ」です。
調子に乗って「春雨サラダ」もちょっとたっぷり目につくってしまったので、昼の遅かった夫さんでなくてもおなかいっぱいです。

夫婦の夕食

【夫】
ゼミのオリエンテーション。
（ちなみに私はオリエンテーションとオリエンテーリングがよくごっちゃになる。）
某女性が筋肉について熱く語っていたので、みんなでちょっと引きましたが、大学院に行こうなんて人々はなにかしら周りを引かせるものを持っています（私を除く）。
そういう情熱がそれぞれの専門の学問にも活かされて、素晴らしい探究心につながるのですね（私を除く）。

【妻】
昨日はちょっと失敗でしたが、今日はてっぱん。大丈夫。
みんな大好き「坦々鍋」です。
中途半端に残っていた練りゴマやら中華麺やらも片付き、大層気分もよいです。
「坦々鍋」「中華麺」「サラダ」
あんなに野菜いっぱい入れたのにいざ出来上がりのふたを開けたらなんか結構少なくなってしまい、やっぱり今日も失敗です。

夫婦の夕食

【夫】
Ｈ君が「ジャンル指定無しでおすすめの小説を教えてくれ」という。「おもしろい古典文学」とか「おもしろいミステリー」とか「おもしろいエラリー・クイーン」とかなら簡単に思い浮かぶんだけど、ジャンル指定無しってのが一番やっかい。でもこっちから「どんなのが好き？」と聞き返すのも野暮なので……。
よく考えたら質問者がＨ君なので、Ｈ君に対する答えでいいんだった。「春琴抄」と答えておきました。Ｈ君変態だから。ナボコフでもよかったけど短いほうがいいから。田山花袋でもいいかな。

【妻】
4月ももう最終週を迎えようとしているのに、「鍋」
なぜなら、「楽」だから。「楽」さに「味」をしめてしまったから。
そして4月ももう最終週を迎えようとしているのに、「もつ鍋」
先日味噌仕立てでやってみてたいそうおいしかったので、今回は大好きな「塩にんにく」仕立てでしてみたのですが、なんかもつの臭みが勝ってしまいいまいち…
「もつ鍋」「大根サラダ」「ごはん」

【夫】
夫の夕食

「鶏肉と玉ねぎのポン酢炒め」「サラダ」「ごはん」「味噌汁」
なんか適当に、レシピ投稿サイトから引っ張ってきて手を加えたらこんな料理になりました。味はポン酢と甘味料だけで、あまじょっぱい感じ。片栗粉と玉ねぎで甘い感じが更に加速して、私好みの味になりました。

【妻】
職場にいるときの食事は基本患者さんと同じものを食べる。
もちろん人に出せるものをだすのは基本なのだが、それでも好き嫌いはある。正確には嫌いはあんまりないので、すごく好きなものか普通なものか、になる。
朝出かける前、あ～今日は好きなやつだ～って思ってちょっと楽しみに出かけたのですが、私も記憶違いで、思ってたやつと違ってちょっとガッカリ。
嫌いじゃないものでも、喜んだ分ガッカリ。

夫婦の夕食

【夫】
用事があって、行き慣れてない街へ夫婦で遠征。ちょっと落ち着く店で昼食食べようと思ったら、妻が「ファーストフードうどんチェーン」で食べることを提案。私は行ったことないのですが、せっかく久しぶりの街まで来てそんな店かい、とブーブー言いながらそのうどんチェーン店内へ。
*･゜ﾟ･*:.｡.:*･゜(n‘∀‘)nﾟ･*:.｡.:*･゜ﾟ･* パァァァ
何このワンダーランド！
どれもおいしそうなうどん！あったかいのも冷たいのもある！かきあげもある！とり天もある！天かすサービス！
さんざんまよって温かまたま＋かきあげにしましたが、妻の冷たいのがおいしそう！
絶対また来よう！

【妻】
平気な町、苦手な町というのがあります。個人的な感想ですが。
慣れとか地元ともまた違います。
初めてでもなんか空気が合うというか、しっくりくる町もありますし、何回来ても、だめなところはダメ。
今日の町は苦手な町。何回もきたことあるしそんなに遠くないんだけど。とにかく落ち着かない。
落ち着かないので食欲もでない。あまりこないのでお店もわからない。結局ぶーぶー言う夫さんを尻目に、安心度の高いチェーンのうどん屋さん。
帰って一息。昼の食事がうどんだけ、と非常にバランス悪かったので夜は野菜にたんぱく質たっぷり。
「博多煮」「山芋の浸し」「三つ葉の辛し和え」「味噌汁」「ごはん」